森の動物

鳥たちがにぎやかな季節になりました。
鳴き声やその姿で、わたしたちを心和ませてくれます。
それは朝日がのぼってから、夕日が沈むまで、楽しく続きます。

そんな鳥たちに加えて、ときどき、小さな訪問者がソニョーポリにやってきます。
キツネやウサギ、イタチやタヌキです。

昨夜も、キツネがやって来ました。
体はわりと細くて、しっぽが長くて大きい、きつね色のキツネです。
ディナーでお越しのお客様に姿を見せながら、けれども、
素知らぬ顔で、こちらを気にも留めずに、スタスタッと横切ってゆきました。

シェフが夜、テラス席で外の空気に触れているときも、
すぐ脇を、やはり素知らぬ顔でスタスタッと横切ってゆくことがあります。
どうやら、ソニョーポリの庭は、以前からのキツネの通り道のようなのです。
森の動物にとっては、わたしたちは後からやってきた新参者。
なので、キツネが通ってゆくと、「あ、おじゃましてます・・・」と思ってしまいます。

さて、次はどんな森の動物に出会えるのか、楽しみです。   (きょ)