毎年6月になると、
上志比村のニンニク農家・鈴木さんのところへ、ひとっ走り。
上志比村は永平寺の手前にある、のどかな里山地区。
お米やアユ漁でも有名ですが、
村一丸となっておいしいニンニク作りにも精を出しています。
かれこれ10年くらいお世話になっている鈴木さん、
今年もお元気そうでよかった。
三国のお店のときから鈴木さんのニンニクを使わせてもらっています。
今年はもう掘り終わっているとのことで、倉庫には山積みのニンニク。
いい香り!
大きさごとに分けられ、出荷を待ちます。
上志比村では真っ白で糖度も高く一粒が大ぶりな
「福地ホワイト六片」という品種を育てています。
直径5cm以上で、Mサイズ
直径6cm以上なら、Lサイズ
直径7cm以上あると、2Lサイズに分けられます。
中には規格外に大きくなったニンニクも。
↑こんなふうに亀裂が入ってしまったニンニクは商品にならず、
鈴木さん曰く、「おぞい」そう。
いただいて食べてみましたが、香りもいいし、シャリっと新鮮で
なんら問題なし。おいしい!
鈴木さん自慢の愛車(ニンニク掘り起こし車)も見せてもらいました。
採ったばかりのニンニクは茎を7cmに切りそろえ、
根っこをひとつひとつ専用のハサミで落としていきます。
鈴木さんも組合員になっているオーガニックファームでは、
大きさごとに仕分けする機械もあります。
上志比村では、10アールの畑あたり1トン以上の収穫があるんだそう。
鈴木さんちのニンニクはできるだけ農薬を使わず、
最後にかならず必要と言われている消毒さえもしない、こだわりのニンニク。
顔が見える生産者さんから農作物をいただく理由は、いくつもありますが、
せっかく使わせていただけるなら、
栽培にかけた愛情も一緒にお料理に込めたい。
そんな想いもあり、
ニンニクの持つパワーを最大限、いやそれ以上に引き出した
「熟成 黒ニンキー」を使ったパスタを期間限定で提供しています。
ちょっとしっとりした黒ニンキー。中身は真っ黒!
(なんと「黒ニンキー」は鈴木さんの商標登録!)
熟成 黒ニンキーとは...
専用の釜で水と温度を調節して、
1ヶ月熟成させると、
真っ白なニンニクが真っ黒に!
糖度はより高くなり、
食感はプルーンのように甘くとろけて、なんと栄養成分も増加。
気になるにおいはほとんどしないので
このまま食べてもおいしいのですが、
今回は福地鶏と久保丸ナスと組み合わせてみました。
「福地鶏と久保丸ナスの手打ちパスタ 上志比村の黒ニンニクソース」
http://sogno-poli.jp/column/2019/06/post-150.html
この時期にだいたい1年分のニンニクをいただいてくるので
しっかり保存方法もおさらい。
鈴木さんのおかげで、今年もソニョーポリらしいお料理ができそうです!